成長を続ける株式会社ドリーマーズ、地域密着成長の鍵は独自のパスポートシステム!

中村社長率いる株式会社ドリーマーズは、串屋横丁(焼き鳥屋)を中心に25店舗を運営している創業9年目の元気な会社です。そのドリーマーズ社が6年前より取り組み、リピーター作りを成功させている「パスポートサービス」について取材しました!

はじめたきっかけは?

ドリーマーズが展開する店舗は、千葉県茂原市本店をはじめとした地方ばかりの地域密着、いわばクローズマーケット。つまり、お客様のほとんどが、「住んでいるか」「働いている人」の一年中同じ顔だから、ぐるなびやホットペッパーといった、新規集客ツールを使うことの意味がないんです。

そこで、本来新規のお客様獲得にかけるコストを100%お客様へ還元しよう!と始めたサービスが、「パスポートサービス」なんです。

パスポートサービスとは、どのようなサービスなのですか?

毎年9月1日~8月31日までが1クール。
その間、お客様に1回来店するとスタンプ1つ押し、10回たまるとでパスポートを発行します。そのパスポートをゲットしたお客様は、毎日1杯目が無料になるというサービスなんです。

更に、2年目は最初からスタンプ3個押し、3年目は5個、4年目は7個、5年目は最初の来店で完了と、パスポート発行までのハードルを年々下げ、更にパスポートの色もゴールド、プラチナ、ブラックとグレードアップしていきます。

弊社のお店が好きだから10回来店されるし、いわばファンなんですよね。そのファンの皆様に対して、還元するというわけです。お客様も喜んでくれて、早い人は9日1日に10件はしごしてパスポートを手にするんですよ(笑)

このサービスを始めて何が変わりましたか?

全体的な売上が上がったことはもちろんですが、お一人様来店のお客様が増えましたね。元々弊社の店舗は利用動機が広いのですが、一人客は大事にしており、基本的に20席カウンター席をとっています。

パスポート会員の一人客でカウンターがぎっしり、それだけで賑わっているお店!っていう印象があるじゃないですか?(笑)

また、ファンになってくれる一人客が、偶々同僚や友人を連れてきてくれ、新たなファンになってくれる世界もあり、そういう意味でも、このサービスをはじめて良かったと思っています。

会員は何名くらいで、どれくらいのコストがかかっていますか?

既に25店舗で3000名のパスポート会員がいらっしゃいます。パスポート会員を目指してポイントを溜めているお客様を含め、今年のクールで5000名を見込んでいます。
毎月平均すると1店舗あたり5~6万の原価がかかっていますが、弊社はこれ以外の販促をしないので問題はありません。ただ運営には手間がかかってて、専属パートが、管理やパスポートの発行をしていますね。

このサービスの肝をまとめて!

ポイントになるのは、お店のことを宣伝してくれるファンをセグメントできていること。常連さま、店を好きなファン、そのお客様へ「100%還元」するということですね。

ありがとうございました!

株式会社ドリーマーズ
http://dreamersgroup.jp/