本膳料理(袱紗料理)

平安時代に、貴族社会の確立と共に誕生し、室町時代に足利義政が武家の儀式料理として、その食事作法を完成させた正式な饗応料理のこと。
お膳は、脚のついた一人づつのお膳で、食器をすべて塗り物を用いているのが、特徴である。
お膳は、一の膳から七の膳まである。
まず、最初にご飯が出され、のちに酒宴となる。
正式な本膳料理は、「式の膳」と「響の膳」の2つの形式で成り立つ。
 
これを簡略化したものが、袱紗料理である。