和牛のオリンピック最高賞を3大会連続受賞したお肉を使ったフードアート「宮崎牛赤富士」~日本一の肉で作る日本一の山~

JA宮崎経済連は、初秋の幸運のシンボル「赤富士」を、地元の名産である「宮崎牛」を使って制作した「宮崎牛赤富士」を公開しました。2017年9月に行われた和牛のオリンピックと言われる「全国和牛能力共進会」の最高賞「内閣総理大臣賞」を3連続で受賞した宮崎牛を、「日本一の山、日本一の肉」とアピールするプロモーション企画となっています。“宮崎牛赤富士”は肉で作るフードアートでありながらも、徹底的にリアルさを追求。山の凹凸や山頂から麓まで変化する山なみなど細部まで表現するため、肉の部位による色の違いを駆使したり、生い繁る木々の様子を実際の野菜で再現しました。制作に使用した宮崎牛は総量25.6㎏(テスト撮影分を含む)。撮影は肉が劣化しないよう大型冷蔵室で1日がかりで行いました。
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※使用した宮崎牛は、撮影後スタッフで美味しくいただきました。

特設サイトURL:http://wagyu.miyazaki.jp
動画URL:https://youtu.be/Y1FnQLJOFhI

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主に晩夏から初秋にかけて、早朝に富士山が朝日に染まって起こる現象。古くから絵の題材としても知られ、特に葛飾北斎の浮世絵『凱風快晴』は有名な作品です。一瞬しか見られない美しさから縁起が良いとされており、見た人は災厄から免れたり、商売繁盛などの願いが叶うと言われています。また、妊婦さんが陣痛中に赤富士の絵を描いて他の女性に贈ると子宝に恵まれるというジンクスもあるようで、多数の有名人が実際にチャレンジしたり、妊娠を望む女性の中には携帯の待ち受けにする人もいるそうです。
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全国の優秀な和牛を5年に1度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う全国大会で、通称「全共」、別名「和牛のオリンピック」と呼ばれ、1966年に始まり51年もの歴史があります。雄牛・雌牛の体型の良さなど、改良成果を月齢別に審査する「種牛の部」と、枝肉の状態で脂肪の入り具合などの肉質を審査する「肉牛の部」に、全国の代表牛約500頭が出品されます。優秀な成績を収めることで、その和牛ブランドの市場価値が全国的に高まるため、参加道府県にとっては、まさに威信をかけた大会となります。和牛の改良の成果を競うだけでなく、開催県にとっては、食、観光、物産、歴史文化などを広く全国へ情報発信できる絶好の機会となり、大きな経済波及効果が見込まれます。

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宮崎県内で生産肥育された黒毛和種で、(公社)日本食肉格付協会による格付において肉質等級が4等級以上のもので、県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつもの。なお、「宮崎牛(ミヤザキギュー)」については、地域団体商標に登録されています。※肉質等級は、脂肪交雑、肉の色沢、肉の締まり及びきめ、脂肪の色沢と質の4項目で判定されます。宮崎牛は5年前の2012年、「全国和牛能力共進会」で前人未到の日本一2連覇を達成。そして2017年9月、宮城で開催された全国和牛能力共進会において3大会連続で最高賞である「内閣総理大臣賞」を受賞しました。
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